音楽教室に「書類」が要るのかと、お思いの先生も多いかもしれませんので、順にご説明します。
先ず、生徒様、保護者様との間で必要な書類です。
○教室規約
教室と生徒様、保護者様との取り決めです。つまり、「教室の決まり」です。「入退会」、「入室退室」などの基本的な事柄を書いて置きます。当然、教室によって異なった内容になります。
○月謝規約
月謝の支払いについての規約です。小さな教室の場合は、「月謝袋」での徴収になりますが、支払い期日、支払いがなかった場合の処理、その他について明記しておくと、揉め事に発展せずに済みます。その場しのぎでは、つじつまがあわないことが出てきます。
○安全規約
教室の中と外を明確にわけ、教室の責任の範囲を明らかにしておきます。また、教室内外で、生徒様、保護者様が事故にあわないようにする目的もあります。
○後援会規約
音楽教室、バレエ教室等で、会員数が増えて来て、発表会、コンサートなどのイベントをすることが多くなると、教室主催者の先生だけでは運営できなくなります。このときに、「後援会」などの名称の生徒様、保護者様のグループを作ることもあります。「後援会」と言っても、色々な形が考えられます。特に、教室との関係が問題になることもありますので、予め規約を作っておく方がよいと思います。
次に、講師との契約に必要な書類です。
○講師契約書
先生お一人でやっている場合は、不要ですが、教室を大きくするためには、講師が必要になります。お身内だけの場合は、特に必要ではありませんが、外部に講師を委託する場合は、契約書を作成しておく必要があります。
以上です。
最近では、インターネット上に、書式、見本などが見られますので、それらを利用している先生も多いと思いますが、あくまで「汎用」(一般的なもの)で、それぞれのお教室の実情と合っていないこともあります。充分注意して下さい。もし、よくわからなければ、ご照会下さい。
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