お店は、1週間に1回、同じ曜日に休んで下さい。
飲食店、小売店の場合、お店の休みをどうするかという問題があります。当然、お店の規模、業種業態、ロケーションによって変わってきます。
※「パパママストア」は、本来流通業界の用語で、家族経営の小規模な小売店を指しますが、飲食店でも古くから使われている言葉です。パパとママを中心に、他の家族や、1人、2人のパートタイムでやっているお店です。
個人のお店(個人事業、小規模法人)の場合、「年中無休」と言うのは、かなり無理があります。よく、開店するときや、開店当初に、店主に聞くと、「当分無休です。」と仰る方が多いのですが、「やる気」は買いますが、あまりおすすめしません。
1 人間には、休みは必要。
当たり前ですが、人間には、休息が必要です。睡眠だけでは疲れは取れません。個人差がありますので、一概に言えませんが、1週間に1日は休んだ方がよいと思います。精神的にも肉体的にもリフレッシュした方が、長続きします。
2 お店にも、休みは必要。
お店の清掃、メンテ等も営業中には出来ません。食材管理の面でも店休は、有効です。
3 自分たちの都合で休むお店。
よく「不定休」というお店があります。一応、無休にしておいて、ときどき休むというものです。当然、知らないお客様が来てしまうこともありますので、よくありません。
4 休みを変える店。
無休を定休にしたり、定休日を変えたりするのは、よくありません。また、わかりにくい設定も感心しません。よくあるのが、
第何週の何曜日が休みというものですが、よほどの暇人でないと覚えてくれません。
「あそこは、何曜日が休みだ。」と覚えていただくことです。
定休日を設定するのは、特に開店当初は、躊躇するものです。売り上げが立っていても、立たなくても決めにくいのは、わかります。いずれにしても、適当に決めてよいものではありません。
少なくとも商圏の店休をしらべて下さい。